その歯ぐきの症状、放置して大丈夫?重度歯周病セルフチェック7項目
- 2026年9月24日
- 歯周病とインプラント

歯みがきのたびに血がにじむ。朝起きたとき、口の中がねばついて不快。そんな日が何週間も続いているのに、「痛くないから大丈夫だろう」と受診を先延ばしにしていませんか。
歯周病のやっかいなところは、痛みという分かりやすい警告が最後まで出にくいことです。自覚症状が出たときには、歯を支える骨がすでにかなり失われているケースも少なくありません。この記事では、ご自宅でできるセルフチェック7項目を通して、いまのご自身の状態がどのあたりにあるのかを一緒に整理していきます。
「痛くないから平気」が、いちばん危ない理由
歯周病は、歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起こり、やがて歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていく病気です。虫歯と違って神経が直接刺激されにくいため、初期から中等度までは強い痛みが出ないまま進行していきます。
骨は一度失われると、自然に元通りに戻ることはありません。だからこそ、「まだ痛くない段階」でどれだけ早く気づけるかが、その歯を何年使えるかを大きく左右します。厚生労働省の歯科疾患実態調査でも、成人の多くに歯周ポケットの深まりや歯ぐきからの出血が認められており、決して特別な人だけの病気ではありません。
当院には、「他院で抜歯と言われた」「もう手の施しようがないと思っていた」という状態でご相談に来られる方もいらっしゃいます。重度であっても取り得る選択肢はありますが、それでも早い段階で気づいていただけたほうが、残せる可能性は広がります。
重度歯周病セルフチェック7項目
以下の7項目を、ご自身の最近1か月の状態に当てはめて確認してみてください。
- 歯みがきのときや、硬いものを噛んだときに歯ぐきから血が出る
- 歯ぐきが赤黒く腫れぼったい、または押すと白い膿のようなものが出る
- 朝起きたときに口の中がねばつく、口臭が気になると言われたことがある
- 歯が以前より長くなったように見える(歯ぐきが下がってきた)
- 歯と歯のすき間が広がり、食べ物がはさまりやすくなった
- 歯を指で押すとぐらつく、噛んだときに浮いたような感じがする
- 前歯が出てきた、歯並びや噛み合わせが変わったように感じる
該当項目数から読み取る、おおよその目安
あくまで受診を検討するための目安であり、診断ではありません。実際の重症度は、レントゲン検査や歯周ポケットの測定を行って初めて判断できます。
- 0〜1項目:大きな問題がない可能性もありますが、歯ぐきの炎症は自覚しにくいものです。定期的な検診で状態を確認しておくと安心です。
- 2〜3項目:歯肉の炎症や、軽度から中等度の歯周病が進行している可能性があります。この段階での対応が、その後を大きく変えます。
- 4項目以上:歯を支える骨がかなり失われている可能性が考えられます。特に6番・7番に当てはまる場合は、できるだけ早めに歯科医院で精密検査を受けることをおすすめします。
チェックが多かった方へ。次に取るべき一歩
該当項目が多かったからといって、すぐに歯を失うと決まったわけではありません。ただし、セルフケアだけで進行を止めることは難しい段階に入っている可能性があります。
歯科医院では、歯周ポケットの深さを1歯ずつ測定し、レントゲンで骨の吸収度合いを確認します。この2つを組み合わせることで、どの歯がどの程度危険な状態にあるのかが数値として見えてきます。そのうえで、歯ぐきの中の歯石を除去する処置や、外科的な処置、失われた組織の再生を目指す治療など、状態に応じた選択肢を検討していきます。
すでに歯を失ってしまった部分については、インプラントによる補綴も選択肢のひとつです。ただし、歯周病が落ち着いていない状態でインプラントを行うと、インプラント周囲炎のリスクが高まります。まずは歯周組織の状態を整えることが土台になります。
まとめ
歯ぐきからの出血、腫れ、口臭、歯のぐらつき、すき間の広がり、噛み合わせの変化。これらは、体が発している見逃してはいけないサインです。痛みがないことは、安全である証明にはなりません。
LOTUS DENTAL CLINIC不動前では、重度歯周病やインプラントを含む難しい症例のご相談にも対応しています。「もう遅いのではないか」と不安を抱えている方こそ、まずは現状を正確に把握することから始めていただければと思います。気になる項目があった方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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