先日、東京医科歯科大学が主催する国際コースにインストラクターとして参加しました。
東京医科歯科大学は政府が推進するスーパーグローバル大学創成支援事業の対象校として認定されています。
スーパーグローバル大学創成支援事業は、世界トップレベルの大学との交流連携を推進し、国際競争力の強化を目指すプロジェクトです。
今回の国際コースは、特にアジア圏のドクターに向けた、世界水準の臨床コースとなっています。
カリキュラムは、一週間にわたり、各分野の専門セミナーと実習を受講するという内容です。
このプロジェクトに参加して4年ほどが経ちますが、毎年規模が大きくなっており、アジアにおける東京医科歯科大学のプレゼンスの高まりを感じています。
国が違えば、医療システムや市民の文化や生活習慣が異なります。近代歯科学は西欧諸国によって作り上げられ、アジアの国々においても大枠は近代歯科学の枠組みの中で医療行為が行われていますが、人々の口腔衛生状態やそれに対する治療アプローチが異なる側面が垣間見えられ、大変興味深いです。他国のドクターと交流しながら有用な情報を発信していくという非常に刺激的な体験をさせていただいています。
この日はペリオチームで豚オペ実習を行いました。
基本的な歯周外科の術式をレクチャー&実演、インストラクトします。
講義と実習はすべて英語です。テキストも英語。動画の字幕も英語です。
セミナーを受けにわざわざ日本に来ているだけあって、参加者の先生方は本当に積極的。
常に質問のコールがかかり、大忙しの時間でした。
医局を退局して以降、医科歯科大学に赴く機会は多くはありませんが、医局の先輩や後輩に会えることがささやかな楽しみになっています。
この日はミシガン大学歯周病チームのご一行も来日されていて、セミナーや歯周病外来見学をされていました。
外来の雰囲気もとても懐かしかったですね。
わずかな時間でしたが、交流の時間もいただき楽しい時間となりました。
2月も走り切ります。
LOTUS 矢野