「病気になる前に予防ができていれば。。。」虫歯や歯周病になってしまい、歯科治療が必要になった時に、ほとんどの患者様がこのように思います。
治療をするには、お金も時間もかかります。不快な症状が続き、治療後もしばらく辛い思いをされることがあります。
病気にかかって初めて健康の大切さに気付くものですが、気付いた時にはすでに手遅れといったケースも珍しくありません。発見するのが遅れれば遅れるほどに損失は大きくなります。
歯を失うと、見栄えが悪くなり、またよく噛んで食べることが難しくなるため、栄養摂取状態が悪化します。
食事の楽しみも減るため、生活の質(QOL)が総合的に下がってしまいます。そこに、治療のためにかかる時間とお金の損失を加えると、歯科疾患がもたらすインパクトというものは考えているよりも大きなものです。
また、歯がなくなればなくなるほど、生涯にかかる医療費が高くなるという研究結果も出ています。しかし残念なことに日本では先進諸国の中でも歯に対する意識が低く、予防歯科の概念があまり浸透していません。
歯が痛くなってから歯科医院に行くことが多いのが現状です。
厚生労働省の報告によると、歯を失う3大原因は、虫歯と歯周病と破折(歯が折れてしまうこと)です。
これらの疾患を未然に防ぎ、長期的にお口の健康を守るという考え方とアプローチが予防歯科です。
それぞれの歯科疾患にかかるリスクを可能な限り最小限にコントロールし、また患者様自身もお口の健康に関する知識をつけていただくことで適切なセルフケアにつなげることができます。
生涯にわたり自分の歯を守り、健康的に食べ物を食べ続けることで、心身共に健康な生活を送っていただきたいです。
効果的に予防をするには
- ① 毎日のセルフケア
- ② 定期的メンテナンスに通う
を行い、積極的に歯を守っていく姿勢を持ちましょう。