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メインテナンス・予防

メインテナンス・予防|LOTUS DENTAL CLINIC 不動前|東急目黒線「不動前駅」の歯科

メインテナンス・予防歯科

「病気になる前に予防ができていれば。。。」虫歯や歯周病になってしまい、歯科治療が必要になった時に、ほとんどの患者様がこのように思います。
治療をするには、お金も時間もかかります。不快な症状が続き、治療後もしばらく辛い思いをされることがあります。
病気にかかって初めて健康の大切さに気付くものですが、気付いた時にはすでに手遅れといったケースも珍しくありません。発見するのが遅れれば遅れるほどに損失は大きくなります。
歯を失うと、見栄えが悪くなり、またよく噛んで食べることが難しくなるため、栄養摂取状態が悪化します。
食事の楽しみも減るため、生活の質(QOL)が総合的に下がってしまいます。そこに、治療のためにかかる時間とお金の損失を加えると、歯科疾患がもたらすインパクトというものは考えているよりも大きなものです。
また、歯がなくなればなくなるほど、生涯にかかる医療費が高くなるという研究結果も出ています。しかし残念なことに日本では先進諸国の中でも歯に対する意識が低く、予防歯科の概念があまり浸透していません。
歯が痛くなってから歯科医院に行くことが多いのが現状です。

厚生労働省の報告によると、歯を失う3大原因は、虫歯と歯周病と破折(歯が折れてしまうこと)です。
これらの疾患を未然に防ぎ、長期的にお口の健康を守るという考え方とアプローチが予防歯科です。
それぞれの歯科疾患にかかるリスクを可能な限り最小限にコントロールし、また患者様自身もお口の健康に関する知識をつけていただくことで適切なセルフケアにつなげることができます。
生涯にわたり自分の歯を守り、健康的に食べ物を食べ続けることで、心身共に健康な生活を送っていただきたいです。

効果的に予防をするには

  • ① 毎日のセルフケア
  • ② 定期的メンテナンスに通う

を行い、積極的に歯を守っていく姿勢を持ちましょう。

虫歯と歯周病になりやすい人

虫歯になりやすい特徴

  • 虫歯の原因菌「ミュータンス菌」が多い。
    人によって、お口の中にすむ細菌の種類と量は違います。ミュータンス菌の割合が多い人は、虫歯のリスクが高くなります。
  • 乱れた生活習慣。
    不規則な生活をしていると、食事の時間帯や食事形態が不健康になっていきます。歯磨きをする時間も不規則になり、歯磨きを忘れてしまったりします。
  • 甘い飲食を好む。
    糖分はミュータンス菌の栄養なので、糖が長く口の中に停滞すれば、ミュータンス菌が増殖し、代謝物として酸を産生します。この酸が歯の成分を溶かしていきます。
  • 弱い歯質。
    歯の表面はハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの一種で構成されています。この構成バランスが人により異なるため、強い歯質の人もいれば、弱い歯質の方もいます。
  • 唾液の量が少ない。
    唾液には万能の役割があります。抗菌成分を含み、酸を中和し、歯の表面の汚れを洗い流す役割もあります。また、唾液が溶け出した歯質の再石灰化を助けています。しかし、年齢とともに唾液の量は少なくなっていきます。唾液の量が少ないと、虫歯のリスクが高まります。またストレスや、薬の副作用で唾液の量が減ることもあります。

歯周病になりやすい人

  • 歯周病菌の割合が多い。
    数百種類ある口腔内細菌の中で、歯周病菌の割合が高いと、歯周病のリスクが高くなります。歯石が多量についていたり、歯並びが悪かったり、不適合な被せ物が入っていると、プラークコントロールが難しくなり、歯周病菌が増殖しやすくなります。
  • 喫煙者。
    タバコのなかに含まれる有害物質が、組織にダメージを与え、毛細血管の血流を阻害するので、正常な免疫機能が営まれなくなります。
  • 糖尿病。
    血糖値が高いと、免疫機能が正常に機能しなくなり、歯周病の進行のリスクが高まり、また治療効果が上がりにくいということがわかっています。
  • 加齢やストレス、不規則な生活、ホルモンバランスの変化、肥満などの全身状態により、免疫機能が低下したり乱れてくると、歯周病の進行リスクが高まります。

メインテナンスで行うこと

メインテナンスで行うことは、精密検査と、プロフェッショナルケアです。定期的なメインテナンスに通っている方は、通っていない方に比べて、虫歯にも歯周病にもなりにくく、歯を失うリスクも小さくなることが統計研究で明らかになっています。 予防歯科の中心は定期健診とセルフケアです。フッ素塗布や口腔内診査、歯垢や歯石の除去(PMTC)、歯磨き指導などを行います。セルフケアだけでは、歯垢や歯石を完全に取り除くことができません。

生涯健康的かつ快適な口腔内を維持するには、早期受診・長期管理が大変重要となります。当院では下記の項目にて総合的に口腔内を管理しております。チェアタイムは30分~1時間です。

  • 虫歯の進行・発生の有無
  • 詰め物や被せ物の経過観察
  • 歯周病の経過
  • 義歯やマウスピースの経過観察
  • ホームケアの確認
  • 必要に応じたクリーニング
  • フッ素の塗布

1年に1回レントゲンを撮影し、骨や根に異常がないかや詰め物の中、歯と歯の隙間に虫歯の発生がないかチェックをします。

メンテナンスの流れ

1

歯周病検査

2

磨き残しチェック

3

ブラッシング指導

4

クリーニング

インプラントのメンテナンスをご希望の方

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病のリスクがあるため天然歯と同じようにメンテナンスを受けましょう。
ハブラシの毛が入りきらずケアが行き届かない所は、専用の器具を使ったクリーニンングが必要です。

500円/本

定期検診はお口の中の安定度によって2~4ヶ月の間隔で行っております。

精密検査

精密検査

定期的にお口の写真やエックス線写真を撮ることで、虫歯と歯周病の早期発見を行います。また、歯周病の進行状況を正確に診断するために、精密な歯周病のポケット診査を行います。歯を守るためには早期発見と早期治療が肝心です。

セルフケアレベルのチェック

セルフケアのレベルは、検査の結果に正直に出てきます。磨き残しの部位の確認や、磨き方、歯間ブラシやフロスなどのサポート器具の使い方の指導を毎回行い、セルフケアレベルのアップにつなげます。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

PMTC

PMTCとは、専用の機器を使用し、歯の表面にこびりついたバイオフィルムを効果的に取り、また歯の表面を研磨しなめらかにすることで、汚れがつきにくい状態にすることです。

歯石の除去

歯石はバイオフィルムに唾液中のミネラルが沈着し、石灰化してできます。一度歯石になったものは、セルフブラッシングでは取ることができません。歯石が歯の表面に付着すると、その上にさらなるバイオフィルムが形成され、歯周病の進行の原因になります。専用の器具を使って、歯周ポケットの中と外の歯石を取ることで、歯周病の進行のリスクを下げます。

フッ素塗布

虫歯の予防で最も効果的な方法が高濃度のフッ素を歯の表面に塗り込むことです。フッ素が歯のアパタイトを強化し、虫菌の酸に溶けづらくします。

セルフケア

歯科疾患の最大の原因は、細菌です。細菌が酸を出したり、毒素を出したりします。この細菌をいかにコントロールするかが、セルフケアのゴールです。 ちゃんと磨いたつもりでも、思わぬ磨き残しがあります。歯科衛生士や歯科医から正しいセルフケアを教えてもらい、日々レベルアップしていきましょう。セルフケアレベルが高いと、歯科疾患になるリスクがかなり小さくなり、治療の成功率も上がります。

TBI(Tooth Brush Instruction)では以下の内容を患者と共有します

  • 磨き残し部位
  • ベストな歯ブラシの選択
  • 手の動かし方
  • 毛先の角度
  • 難しい部位の磨き方
  • ハミガキ剤の選択
  • サポート器具(デンタルフロス、歯間ブラシ)の使い方
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