いつもは陰鬱な梅雨も7月を待たずしてすっかりあけてしまったようでして、
すでに毎日夏日和なのは流石に参ってしまいます。
さて不動前で開業して一ヶ月が経ちました。
この一ヶ月は怒涛の如く日々が経ちました。
開業したてですと、様々な環境整備が追いついておらず、スタッフとの連携や共有も甘いところがあるものですが、
当院のスタッフは本当によくやってくれていまして、不思議とトラブルや大きな問題がなく一ヶ月が終わりました。
この点は院長としてしっかり認識して、あらためてありがたみを感じております。
地域に根ざしたクリニックを目指して、少しでも地域の方々に喜んでもらえるように、多角的な側面から日々改善を重ねておりますが、成長というものはいつでも負荷と痛みを伴うものであります。
育ち盛りの四肢の成長痛のようなものです。
慣れるまでの数ヶ月、新しい人と新しい環境、新しいシステム、新しい患者さんが交差しておりますので、情報量がとにかく多い。
情報がとても多く、余白や空白といったものが作りづらくなります。体力も、気力もいります。
それに加え、私も細かいところまで気になる性格ですので、そのあたりはスタッフには我慢してもらっているようです。
クリニックとして目指しているものはございますが、
「VISION」というものはいつもふわふわとしていまして、掴みどころがなく、日々の業務を力強く助けるレベルに至るには、長いみちのりです。目指すものが全体に浸透して自然体で体現できるようになるまでは、常にある一定の違和感と隣り合わせです。そういう面でスタッフには苦労をかけているという自覚が深まった休日となりました。
5月末には内覧会を開催し、ビラを配り、多くの方にクリニックに足を運んでいただきました。ありがとうございます。
6月はとにかく多くの方々に来ていただけるようにイベントを開催したり、広報を学んだり、アポイントや診療の流れを調整しました。
このように、日々の診療業務に加え、開業したてですので、足りない機材や材料の発注、在庫の確認、受付やアポイントのとり方の共有まで、シンプルな業務に見えながらも多くのことを決定していかなければいけません。
7月は、とにかく環境整備とスタッフ研修の時間を多く持つことにします。一つ一つの業務や取り決めをできるだけわかりやすく共有して行きたいと思います。そして8月、9月も同様に、スタッフとのコミュニケーションを増やしたいと考えています。
我々を育ててくれるのは患者さんのみです。
治療やメンテナンスを通して、院内にコミュニケーションが生まれます。
暑い日がしばらく続きますが、ぜひ涼みに来てくださると幸いです。
LOTUS 矢野
追記
プランターのサボテンに新芽が出ました!
エキゾチック。。