遅ればせながらあけましておめでとうございます。
2023年になりました。
無事に大きな事件や事故なく2022年を終えれたことがなにより良かったことです。
2022年は年始から年末まで走り抜けました。
年初に内装の工事開始、工事が中盤にさしかかったところで天井漏水事件が起きました。
仕上がった半分をすべて解体して、ゼロから作り直す工程でした。
この事件は開業期間で一番の心的ストレスになりました。
延長した期間は、スタッフ教育を十分に行えたため、スタッフの結束が高まった期間となりました。
今思えば、雨降って地固まる体験であったと思います。
2カ月の遅延となりましたが、大家さん、内装業者さん、スタッフ、家族、友人に支えていただき、5月30日になんとか開業までたどり着きました。
この時の達成感は忘れられません。
この時点では、決して目標を達成したわけではなく、ただクリニックをオープンしただけなのですが、
構想から立地・物件選定、融資、内装デザイン、機材購入、ホームページの製作、スタッフ採用までの流れは、とても複雑で頭をよく使いました。
小規模な接客(接患)ビジネスとはいえ、制限が多く自由度が少ないという意味で、小規模であるからこその難しさを感じました。
さらに、自身がいままで積み重ねてきた10年の臨床と、専門分野での研鑽と、考え方の集大成としての開業であったため、このように無事に開業に至れたことは非常に感慨深いことであります。
開業してからは毎日が矢のように過ぎ去りました。
1週間が1日のように、1日が1週間のように感じられる1年でした。
できるだけ最短で最適環境に整えるために環境整備と教育を進めました。
日々の診療の傍らで、臨床の研鑽を続け、学会への参加も行っていかなければなりません。
また、戦略立案からスタッフ管理、会計にいたるまで広く行わないといけないため、個人的にはたくさん成長できた1年だったと思っています。
このように記録として細かく書き出そうとしてもどこから思い出せばいいのかわからないくらいのボリュームがありました。
(記録のためのブログだったのですが、秋以降は更新が追い付かず、、。)
このような新鮮な体験すらも、「体験の蓄積」と「慣れ」を通して、変わつづける景色の一部になっていくのだと思うと、感度が新鮮な1年目の体験がいかに貴重なものか思い知らされます。
今年は去年に整備しきれなかった院内環境の改善と、さらなる教育の徹底、スタッフ採用に力を入れていきます。
また、学会や勉強会に積極的に参加して、知見や交友を広げる年にしたいと思います。
まだまだ未熟なスタッフとクリニック環境ではございますが、本年も何卒よろしくお願いいたします。
LOTUS 矢野