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アジアのインプラント学会 APSO|LOTUS DENTAL CLINIC 不動前|東急目黒線「不動前駅」の歯科

 

先週ソウルで開催されたアジア環太平洋エリアのインプラント学会であるAPSOに参加してきました。

英語オンリーということもあって、日本からの参加者は私一人でした。

結論か言うと参加して本当によかったです。

著名で一流のプレゼンターの講義を聞くことができました。

まずは歯周病とインプラント学で知らない人はいない ミシガン大学の Hom-Lay Wang 先生の情熱的な講義。とにかくこの日は上顎洞挙上術に関する膨大な情報を伝えてくれました。

 

次に世界的に活躍されている台湾の Teresa Chanting Sun 先生の講義。

インプラント周囲の軟組織のマネジメントについて美しい症例写真と文献がたくさん詰まったプレゼンテーション。わかりやすくて素晴らしい講義でした。

テレサさんは今年の12月に日本にお招きしてハンズオンセミナー企画することになっています。

とても楽しみです。

 

個人的なハイライトは Panos papaspyridakos先生の全顎的インプラント治療に関する圧巻のプレゼンテーションです。

開業医として大学の教育と研究に携わり、研究活動も精力的に行なっています。

また、インプラント治療とデジタルテクノロジーを高いレベルで融合しているので、個人的な今後の目標にしたい先生でした。

いつか日本にお招きできるといいなと思っています。

 

今回の学会はアジア地域を対象に開かれていますが、プレゼンターは皆、ワールドクラスのプレゼンターでした。

近代の歯科医学はヨーロッパ、アメリカ発信であるため、新しい情報は全て欧米から発信されます。

学会もアメリカやヨーロッパに行って一次情報にアクセスします。

日本は歯科先進国ですので、我が国で積み上げてきた知識や情報というのは非常に厚みがあります。

医学の近代化と共に歯科医学も西欧のレベルに急速に近づきました。

しかしその後は医学の普及と医学の成熟化に伴い、

教科書の著者も基本的に日本人。

それに比べてアジアの国々の歯科の教科書は多くの場合英語です。

そして、アメリカやヨーロッパの先生方が読む本と同じ本で学びます。

今後のアジアの経済成長や、医療水準の向上の可能性を考えると、

アジアにおける歯科医学の可能性は楽しさはどんどん高まっていくと思います。

今後もアジアの動向に注目していきます。

 

今回はあまり観光の時間はありませんでしたが、カンナムで軽くショッピングはできました。

53°の韓国焼酎ファヨと

松からできた蒸留酒ソルを飲みました。

ポッサム美味しい。

フォーシーズンホテルのバーは内装が最高でした。

 

LOTUS 矢野