お口の老いと向き合う

老いは誰しもが避けられない自然の摂理です。

年を重ねることで得られる経験や知恵は計り知れない価値がありますが、その一方で、身体的な衰えも避けることはできません。

特に、歯の健康状態によっては老い（エイジング）をつよく感じてしまいます。

歯周病やむし歯で歯を抜かなくなって歯が抜け落ちることは生活の質に大きな影響を与えますし、自身の喪失にもつながります。

誰しも健康的に綺麗なお口の状態を保ちたいと思っています。

歯科医療技術が近年では飛躍的に発展してきているため、可能な限り歯を残したり、歯周病をコントロールしたり、失ってしまった骨や歯ぐきを再生させたりと、様々な可能性が広がってきました。

特に歯周病治療とインプラント治療技術の発展は目を見張るものがあり、かなり厳しいお口の健康状態であっても、再び噛めて綺麗に笑えるようになります。

 

この患者さんは３０年ほどずっと歯のことで悩まれていました。

全体的にむし歯と歯周病が進行して、どこの歯医者に行っても歯も骨もないため、治療がうまくできないと言われてきました。

うまく笑えずお口元の自信を喪失されていました。

なんとか改善したい、健康を取り戻したいという思いで当院を受診されたわけです。

全体的な精密検査、骨格検査、コンピューターシミュレーション、AIシミュレーションを行い、全体的なインプラント治療を受けられました。

非常に厳しい骨格条件の中でしたが、最先端のインプラントテクノロジーをつかって、無事に治療を進めることができました。

デジタルテクノロジーは飛躍的に発展しており、それがもたらす恩恵は絶大です。

全体的な治療にも関わらず、１年で治療が終わりました。

患者さんは非常に喜ばれ、なんでも噛めるようになり、見た目も改善し、自信を取り戻されました。

 

様々な歯科治療がありますが、当院では口腔内のリスクが高く、治療が複雑で、全体的な治療が必要になる患者さんが多くいらっしゃいます。

日々、研鑽を積んでまいります。

 

LOTUS 矢野