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ギャルリーためなが|LOTUS DENTAL CLINIC 不動前|東急目黒線「不動前駅」の歯科

ギャルリーためなが

時間が過ぎるのは早いですね。

前回のブログの更新からすでに一か月以上が経ってしまいました。

最近ずいぶん寒いですね。

いつの間にか秋も過ぎ去り冬に突入しています。

時間の流れを季節の変化で感じるので、やはり四季がある日本は素敵ですね。

 

先日、重厚な封筒がクリニックに届きました。

重厚な封筒だったので、不動産投資の案内かなと思って開けてみると、なんと銀座の老舗ギャラリーからの招待状でした。

ギャルリーためなが。

個展を開催するからぜひお越しくださいとのこと。

なんの縁かと思いきや、世界的な有名なチェンジャンホンさんの個展だそうでなんとテーマが「蓮」。

文化の日には、アートと美食を楽しむ。世界が注目する画家とフランス料理のコラボレーション|株式会社ニュー・オータニのプレスリリース

担当者が当院のホームページをご覧になって、LOTUS=蓮ということでご縁を感じてくださり

招待状をお送りいただいたという経緯だそうです。

嬉しいお話ですね。もちろん行きました。

ギャラリーは銀座の超一等地に広々と鎮座していました。

ウィンドウの外からも伝わる迫力。

踏み入れてさっそく

東洋的アプローチと西洋的アプローチが見事に調和したダイナミックな構図と色彩に魅了されました。

黒が明るい。

色彩が深い。

非常にポジティブでパワフル。

素晴らしい。

綺麗で不完全で完全。

思わずひとつ購入したくなった。

飾る場所も計画もなかったため、今回は購入を見送ることとなったが、それだけ魅力的な作家さんと作品でした。

 

たまたま画廊にはインビテーションレターを送ってくださった担当の方が在廊していて、

作家さんの人柄、作品の特徴や世界的な評価、ストーリーについて詳しく教えていただいた。

さらにはギャルリーためながの歴史や大切にしている価値観(フィロソフィー)も共有してくれた。

https://www.tamenaga.com/about-ja

ちょっと感動してしまいました。

アートの本来的な価値というものを信じている。

そして守っている。さらに発展させようとされている。

投機的な道具としてのアートの在り方に疑問を投げかけている。

普遍的なアートの力、時代を越えて淘汰されないアートの価値を広めようとしている。

そのような取り組みを聞いて、すっかりファンになってしまいました。

 

若い作家さんの支援もしているそうで、

日本の現代美術の魅力を京都から発信。「ギャルリーためなが」が新しい画廊をオープン

京都の画廊では、比較的これから売り出していく若手の作家さんの作品を展示しているそうです。

ここにもいつか行ってみたい。

 

小さなギャラリーにはなんどか足を運んだことがあったが、

ここまで大きなギャラリーに行ったのは初めてかもしれない。

もともとギャラリーは「富裕層の方々が非常に高価な絵画を購入する場所」という認識があった。

そして現代においては、所有して高値がついたら売るといったマネーゲーム的な道具としての側面が強く出る場所という身勝手なレッテルを貼っていたようにも思える。

個人的に現代のコマーシャルにあるいは投機的に売買されている絵画の在り方が好きではなかった。

インテリアルに展示されたり、生活に溶け込むことで人々の日常や感情に深く寄り添ったり、精神を高めてくれるというアートのポジティブな側面が好きだ。

今回はポジティブな面が全面的に見れてとても良かった。

 

我々が普段接する「絵画」には、

「時間と批評の洗礼を受けてなお残り続け、美術的な価値があるものとして広く認識され、美術館に展示されているもの」

というイメージがある。

美術館に展示されている作品はある意味、不動の価値をまとったマスターピースといえるもの達であり、価値が高すぎてプライスレスの領域だ。

しかしながら、世界にはプロやアマチュアを問わず数限りない画家やアーティストがいて、無数のアートが今日も世に産まれ続けている。

作品や作家が不動の価値や名声を得ていく過程の上では当然のごとく、批評や販売価格といった価値の物差しで測られていく。

それが現在進行形でダイナミックに起こっている場所がギャラリーなんだと。

ギャラリーは元来、そのような場所なんだということを理解した。

そしてぎゃるりーためながは間違いなく現代美術の発信地であると感じた。

(とはいえ、曰くギャラリーにはいろんな種類のものがあるらしい。。)

 

今回は自分の狭い認識がきれいにほどけた新鮮な体験となった。

 

LOTUS 矢野

 

 

 

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