今年は国際歯科大会が5年ぶりに開催されました。
世界的なパンデミックの影響もあり、延期を重ね、ついに開催されました。
国際歯科大会は言うなれば歯科のオリンピック。
パシフィコ横浜で開催され、世界各国、日本国内からの著名なスピーカーが一堂に集う大イベントです。
知識のアップデートと、つながりを広げるために参加してきました。
デンタルショー(見本市)も同会場でありましたので、歯科メーカーの最新機器もバッチリ確認してきました。
3日間のスケジュールでしたが、診療予約の兼ね合いで、半日ずつ参加をしました。
数百名のプレゼンターが同時進行で別会場で講演リレーをしていくので、どこの会場に向かうか本当に悩みました。。
そして、講演内容によっては、会場が巨大なパシフィコ横浜の反対側だったりします。。
残暑厳しく、スーツは汗だく。
知り合いの先生、お世話になっている先生の発表をハシゴしながら怒涛のスケジュール。
合間をぬってデンタルショーの企業ブースもチェック。
特段目新しいテクノロジーは無いように思えましたが、唯一フェイススキャンが目に止まりました。
口腔内スキャナーは歯科業界でかなり普及してきていますし、当院でも導入していますが、フェイススキャンは出たばかり。
文字通り、フェイスをスキャンして、お口のデータと合わせてシミュレーションに使用できるというものです。
まだまだソフトウェアの開発が進んでおらず、現実的に導入にいたる先生は多く無いとは思いますが、数年後には市民権を得るデバイスだと感じました。
↑5秒くらいで顔面データのスキャンが可能
夜はレセプションに参加。
多くの先生と交流させていただきました。
↑ 若手の熱いドクターたちの交流も楽しみ(中華街)
↑ 旧知の友とも18年ぶりの再会を果たし
↑ 憧れのトップスピーカーの先生のご講演も聞けて、
↑ 自身もランドマークタワーで開催された別のデンタルショーで講演させていただきました。
膨大な情報のインプットをさせていただき、モチベーションも上がり、視野も広がり、これから頑張っていこうと決意を新たにしました。
しかし、ふと思うんです。
なにをどう頑張るのか?
よくこのことを考えるんですが、いつもこの思考の最後には一つの結論にいたります。
「目の前の治療」
「クリニック環境の最適化」
「スタッフ教育」
これに尽きるのでは無いかと。
いかに視野を広く持てど、やるべきことはいつも「狭く深く」ということなんだろうと思います。
小さく細かいことの積み重ねをいかに継続していくことができるか。
楽しみたいと思います。
LOTUS 矢野