内装と外装にこだわりすぎて新たな知見が広がり続けている矢野です。
デザイナーさんと内装業者さんが素敵な方々で、こちらの質問や要望にも丁寧に応えてくれるので、こちらもいろいろ学びたいと思わされます。
今回は、クリニック前(室外)に長めのプランターを据え付ける予定です。
植栽はいろんな選択肢があり、とても悩みます。
可愛らしいものもあれば、スタイリッシュな植栽もありますね。
室内と室外でも選択の仕方は異なります。
温度も湿度も、環境が大きく変わるからです。
このあたりあまり知識やイメージが湧かず、ボタニック専門店にいい具合に提案してもらおうと考えていました。
しかしながら、今一度よく植栽について調べてみると、これがまた奥が深い。。
たかが植栽というように捉えてはいけません。
今回は視認性が高く人通りの多い路面ですので、常に人の目に触れる場所にあります。そして視線を切るために大型のプランターを特注で制作してもらう予定ですので、兎にも角にも目立つわけです。
仮にものすごく可愛らしいお花なんかを入れると、内装と合わない可能性も出てきます。女性のとってのお化粧的な役割といっていいでしょうか?
もとのお顔が良くてもお化粧がうまくあわずに、残念な見た目になってしまうことはあります。せっかく内装に力をいれても、外の植物が残念だと、全体の印象がガラッと変わってしまいます。
今回のプランターはそれほど大きい。
そこで改めて様々な店舗植栽例を調べてみました。
今回着目したのはドライガーデンと言われる多年草類や乾燥地帯の植物のような水をほとんど必要としない植物でレイアウトする組み合わせです。
乾燥地帯が原産の植物が多いので、もちろん耐久できる気温の制限はありますが、過酷な環境でも生き抜く力がありますので、手がかからないことで人気です。
カリフォルニアではこの植栽をつかった建築が人気のようです。日本では気候の許容範囲もあり、そこまでメジャーではないようです。
あらためて乾燥地帯の植物がもつ特徴を見てみると、フォルムが独特で、輪郭が羽切しています。乾燥にも強いように、葉が固く厚い。
とにかく存在感があります。
モダンなデザインとの相性は抜群です。
それ自体が美しいデザイン性をもっているので、エクステリアとしての力が強い。
環境創造は奥が深い。。
LOTUS 矢野