最近、ブログの更新ができていませんでした。。
クリニックの開業に向けて事件があったからです。
その事件とは、なんと。
テナント天井からの漏水。
ちょうど10日ほど前ですが、内装業者から連絡をいただきまして、
「天井からの漏水で、内装がダメになってしまった」との連絡をいただきました。
まさに晴天の霹靂。
私はじめ、多くの関係者が並々ならぬ情熱とモメンタムを持って全集中で取り組んでいたプロジェクトでした。
一日の工程を早め、最高のものを作るために、それぞれが頭を使って、足をつかって、効率を考え、事前調査を怠らず、没入していました。
出会いと相性、多くの要素に恵まれ、整った環境での開業を迎える予定でした。
そのような中起きた今回の漏水。
原因は、上階の給湯パイプの破損だったようです。
現物を見て唖然としました。
パイプの湾曲部の針の穴のような貫通部から、水が吹き出していたそうです。
それが天井全体に広がって、じわりじわりと一階に漏れていたそうです。
この穴に泣かされました。
水道業者がここを探知して修繕したところ、漏水はピタリととまりました。
専門家に聞くと、「これはもう起きるときは起きる」そうです。
これは災害です。コントロールしようがありません。
これを恨むのは天気を恨むのと同じです。
早期発見と早期対処をして被害を最小限に抑えるしかありません。
今回の漏水で一番痛みを負ったのは大家さんです。
大家さんは所有のマンションを大切にさせている方でシャッターも毎日手磨きされるような方です。
と思いつつ私も頭が真っ白になり、その後、数日かなり落ち込みました。
内装の出来が最高だったからです。きちっと計算され、きちっと整理され、きちっと作り上げられていました。それを壊さないといけないのは断腸の思いでした。内装業者さんはもっと辛かったはずです。また、待って頂いている患者さんがいるからです。スタッフもいます。
その後メンタルも体調もくずれて初めてどれだけ投入していたかに気づきました。
あとあとその時の没入度を知るものですね。
そう言って落ち込んでばかりもいられないので、内装業者さんと工程に関して打ち合わせをしました。
水没した部位は取り壊してからの再工事が必要であるとのことでした。
内装の引き渡しは5月中旬になりました。開業は6月からです。
ですので、お待たせしている患者様には大変ご迷惑をおかけします。
一ヶ月ほど延びてしまいますので、どうかご容赦ください。
スタッフは全員新しく採用したわけですが、スタッフの方々にもお詫びして一ヶ月なんとかしのいでいただきます。
今このようにブログがかけているのは、回復したからです。
ご心配なく。
このような内容も赤裸々に残したいと思います。
LOTUS 矢野