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物件を探す際に重要していた点は、

１階路面物件という点と、間口の広さと、最低限の広さの３点です。

都心部ですべての条件が揃う物件は存在しません。

いい物件は家賃が高い。

今まで問い合わせた中で最も家賃が高かった物件は、

渋谷のGoogle Japanの裏にある40坪のガラス張りの物件でした。

異様な存在感を放っていまして、思わず管理会社に電話したところ、

坪単価6万円と宣告されました。

「坪単価6万！！」衝撃です。

40坪だと家賃は240万する計算になります。

一般的なサービス業や小売店が払える額ではありません。

高級ブティックか、高級ブランドがフラッグシップ店として構える以外に用途が思いつきません。

すべての条件が揃うと、家賃が高くなるという認識が一般的かと思います。

新規開業ということで月々支払える家賃には上限があります。

首都圏は家賃が異様に高いです。

そして、1階路面という物件はなかなか見つかりません。

私は、長期的なクリニック運営を考えて

「最低限の広さのある間口の広い１階路面物件」を探すと決めたので、

駅から遠かろうが、交通の便が悪かろうが、構わない心づもりでした。

 

物件探しを始めた直後は、知識のなさに愕然としました。

どれも魅力的な物件に見えてしまいます。

そして知識がないので、何を軸に選択すればいいかがわかりません。

毎日物件情報が大量に届くため、一つ一つ細かく見ているとキリがありません。

これでは埒が明かないと思い、物件選定の関連書物を5冊ほど購入し勉強しました。

また、いい物件を選ばれている先輩先生にアドバイスをいただきました。

目から鱗の情報が多く、関心しました。

「コンビニの売上は物件ですべてが決まる」そうです。

ある程度の物件の知識を身にまとい、

エージェントからくる物件情報を毎日眺めていると

物件の見方が少しずつ分かってきます。

目が少しずつ肥えてくるわけです。

合計で数百件の物件に目を通し、内見は10回程度行いましたが、それでもなかなか決まりません。

とてもいい物件を多く見ましたが、最後の最後でなにかが足りない。。

家賃であったり、天井高さであったりと。

探す期間が長くなってくるとワクワクが焦りに変わっていきます。

このまま永遠に見つからないのではないかというネガティブ思考になりました。

ココしかない！という物件が見つかるまでじっと耐える戦いに入っていきました。。

 

果たして物件は無事に決まるのでしょうか？（決まりましたよ。）

続く。

 

LOTUS  矢野